市原市姉崎東の内科、循環器科のこしかわハートクリニック

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こういう疑問をお持ちの方

ご自分の健康について、もう一度考えてみませんか?

case1
父親が血圧が高い。母親が心臓病で通院している。
自分は検診でコレステロールが高めだと言われてちょっと心配。だけど全く症状はない。年も40才すぎたし、このところ体重も3Kg増えた。仕事も忙しく、運動もしていない。このままでいいのかな?


case2
最近、寝ている時や、静かにしている時に動悸を感じる。病院に行って、心電図をとってもらったら、異常ないと言われた。だけどその後も、時々動悸を感じちょっと心配。本当に大丈夫なのかしら?


case3
3年前より健診で、血圧が高め。2次検査で病院に行ったら、塩分を控え、運動して少し体重を落としましょう。もう少し血圧が上がったら、薬を飲まないといけませんと言われた。だけど、血圧の薬って一度飲んだら、一生飲まないといけないんでしょう。


case4
太っているので糖尿病が心配。健診は自営業のため全く受けていない。検査っていきなり病院に行ってしてくれるのかな?

このような心配をされている方、結構多いと思います。

case1
家系に高血圧の方がいらっしゃる場合、動脈硬化になりやすい体質を受け継いでいるかもしれません。心臓病といっても色々ありますが、狭心症・心筋梗塞などはやはり動脈硬化による病気と言ってもいいでしょう。
コレステロールが高めとのこと、値にもよりますが、
家系に動脈硬化性の疾患をお持ちの方の場合、それがない方より、さらに気をつけた方が無難だと思います。コレステロールは動脈硬化の大きな危険因子です。

さらに体重増加、運動不足。最近テレビなどでよく見かけご存じの方も多いと思いますが、内臓脂肪の増加により糖代謝異常(血糖の上昇から糖尿病へ)の原因となる可能性があります。これも動脈硬化の原因となります。大事なことは今自分の体はどのような状態にあり、今後何に気をつければよいのか知ることです。


case2
動悸と言ってもすべてが異常だとは限りません。不整脈を感じていたり心疾患の可能性がありますが、何も異常がなくても静かにしているときご自分の心臓の鼓動を感じる事もあります。そのようなとき、鼓動を感じることに不安を感じた場合、さらに動悸が強くなる事が多い様です。ただ単に正常な心臓の鼓動を感じているだけならいいのですが、やはり専門的な判断が必要です。診察を受け、必要であれば検査を行い、詳しい説明を受け大丈夫と言われれば、安心して動悸を感じなくなることも珍しくありません。仮に不整脈であったとしても、治療の必要のないものも多くあります。しかし治療の必要のある不整脈であった場合は放置すると、非常に危険な場合もありますのでご相談いただければと思います。

また不整脈の場合数十秒程度の心電図ではその時間内に不整脈がでなければ結果としては正常となってしまいます。しかし患者様の症状を詳しくお聞かせ願えれば、かなり的を絞ることが出来ます。必要に応じ携帯型の24時間心電図(携帯電話より一回り小さいサイズ)を実施し、さらに診断精度を増すことが出来ます。


case3
高血圧の治療の目的は、高血圧による合併症(脳血管障害・心筋梗塞・高血圧性眼疾患・腎障害等臓器障害)を起こさないことです。また治療法としては、すべてがお薬というわけではく、自己管理(減塩・ダイエット・運動等)も立派な治療です。軽症の場合は、それだけで血圧を下げることは十分可能であると思います。しかし、軽症でも自己管理のみで下がらない場合もあり、その場合大切なことは高血圧の薬物治療の開始のタイミングを逃さないことです。

少し血圧が高くなると、肩が張ったり頭が重くなったり症状がでれば気をつけますが、検診も受けず、症状もなく気がついたら普段から180以上となると、かなり臓器障害が進んでいる可能性があります。一度臓器障害を起こすともとには戻りません。血圧が高めな方は、お薬を飲まなくても、年1回の検診だけでなく定期的に受診し、医師と一緒に自己管理を行っていくべきであると思います。

また患者様に「血圧の薬は一度飲むと一生飲まなければいけないんでしょ?」とよく聞かれます。その意味として、一度飲むと、その薬がなければいられないような体になってしまうと思われている方が多いようです。そのようなことは全くなく、飲めば下がるし、止めればまたもとの血圧に戻るだけと説明すると、安心されているようです。軽症から中等度の血圧であれば、薬の服用とともに自己管理をしっかり行うことにより、薬の減量、または中止出来た患者様も多く経験しています。どうぞご相談ください。


case4
いつでもいらっしゃっていただければ検査させていただきます。その場合朝食を抜いて、午前中にいらっしゃっていただければと思います。内臓脂肪の増加がインスリン(血糖を下げるホルモン)の効きを低下させる大きな要因であると言われています。検診を受けていないのなら、早めに受診することをおすすめします。